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髪結いの亭主 [いろり村]

髪が伸びたので床屋に行こうかと妻に言うと
「私が切ってあげる」
とのこと。
いつも息子と娘の髪を切っている妻は腕を上げ、切りたくてうずうずしているようです。
風呂場の横の洗面所に新聞紙を敷き詰め、何故か全員裸になってその作業は始まりました。
髪を切るたびに「あー!」とか言いながらケラケラ笑う妻に不安一杯の僕。
息子と娘はブラシで僕の髪をいじったり落ちた髪の毛を払ったりと大活躍。
「カッパみたい!」と叫ぶ娘の声で妻を見ると「大丈夫大丈夫」と取り合いません。
右を切り過ぎて左を切り、また切り過ぎて右を切りと漫画のような過程を経てようやくまとまった時、僕はたっぷり掻いた冷や汗で全身に髪の毛をくっつけて熊のようになっていました。
「おー、上手じゃん。私って天才?」
と得意げに云う妻は続けて息子の髪に取り掛かろうとするのですが、僕の様子を見ていた息子は逃げてしまいました。

あ、今日は僕の誕生日です。
子供たちが何日もかけて作ったプレゼントを呉れました。
うーん、まいった。
とっても嬉しいです。


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