ナウシカに涙 [映像]
今日の午前中、睡眠時間を削って「風の谷のナウシカ」を観ていました。
我が家にあるビデオは子供と一緒に観ることが多く、「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」は随分と(多いときは2日で4回)観ましたが「ナウシカ」は怖いと言って見せてくれません。
で、今日久しぶりに観てもやっぱり涙が出てきました。
ナウシカの勇気と優しさに心打たれるわけですが、お話全体の作り方がちゃんとしていないとこうはなりません。
自然界の象徴は愛すべき姿ではなくおぞましい形の蟲で、それはナウシカが心を寄せる場面にある種の深遠さを与えています。
自然に対する畏敬の念を感じずには居られません。
ナウシカも怒りに任せて敵を殺しちゃうし、そのことで自分を怖れます。
好戦的な強国に対抗する小国の戦闘も強国と同じ発想だと看破します。
そう、この世には「正義の戦い」などはないのです。
軍事力はいつもその場しのぎであり、その強力さによっては自然の持続性を断ち切ってしまいます。
それを止めようとするナウシカに、両軍の司令官は同じ言葉で答えます。
「もう遅い。誰にも止められないのだ」と。
それでも諦めずに身を投げ出すナウシカ。
涙涙涙・・・・・
2007-01-18 17:03
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