８歳の栄光

日曜日に行われた調布市の剣道大会「近藤勇杯争奪少年剣道大会」に我が息子（小２）が参加しました。
個人戦の勝ち抜き戦で、全員が負けるまで対戦が続き何人に勝ったかを競う大会です。
息子は昨年も参加してあっという間に２本取られて敗退したのでした。
さて今年は、とパンフレットを開くとなんと１，２年生の部の最初に息子の名前があります(順番は抽選で決められる）。
いざ始まると息子は最初の相手から２本とってまず１勝（やったーあああ！！）。
次の相手とは１本づつ取り合い、３本目を相手に奪われて敗退しました。
ところがそれからすごいことが起こったのです。
息子に勝った選手はその次の相手に勝って２勝をあげた後、その次の相手に敗退しました。
で、その選手はその後負けることなく２８人に勝って優勝したのです。
実は彼は去年２７人抜きで大会新記録を出した選手の弟で、兄の記録を破ったところで疲れ果ててそれ以上の対戦をやめたのでした(息子も彼に２度破れた）。
すごい選手がいたもんだ、と感心していると周囲の人が騒いでいます。
「ということは、息子さん３位だよ！」
な、なんというくじ運の強さでしょう。
彼より前にいて１勝しただけなのに、栄えある大会の３位入賞とは。

表彰式に名前を呼ばれ登壇して賞状とメダルを受け取った息子はなにか面映ゆそうな様子で照れていました。
とはいえ３位。
自信が芽生えて精進のきっかけになればと願い、ひたすら誉めました。
帰る際に知り合いの一人が僕にいいました。
「運も実力のうち」


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