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ロシアの音楽 [音楽]

日曜日に井上道義指揮のサンクトペテルクブルク響の演奏会に行ってきました。
会場は2週間前に堤剛のバッハ無伴奏チェロ組曲を聴いたみなとみらいホール。
2週間前はステージ後だったのが今回は3階最後列の天井桟敷。
ステージ上も一人とフルオーケストラと全てが好対照の演奏会であります。
プログラムは
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」 (1919年版)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
とロシアの作曲家の作品が並びます。
このオケと井上との付き合いは古く、さすがにかっちりとしたソリッドな演奏。
両者の信頼関係が垣間見えるようでした。
アンコールでマイクを持った井上は軽妙なトークで客を沸かせます。
4曲も用意したアンコール曲も全てロシアの有名曲で、踊るように指揮する井上に観客は大喝采。
応えるしぐさも堂に入ったもので、オケと観客の両方を完璧に掌握していました。
クラッシックといえど、音楽家とはエンターテイナーなのだと確信したステージでありました。

バッハ無伴奏チェロ組曲 [音楽]

日曜日に横浜のみなとみらいホールで堤剛による全曲演奏会がありました。
家族4人で出かけた僕たちの席はステージの後ろ。
大きなパイプオルガンのすぐ下の席で、堤さんの光る後頭部を見つめながらのコンサートでした。
開始5分前の合図が銅鑼の音というのは横浜らしさを表しているのでしょうが、無伴奏のチェロのコンサートにふさわしいかというと疑問が残ります。
6番まである組曲を番号順ではなく、調性や構成に合わせて1,5,2,6,4,3の順番での演奏。
組曲ならではの趣向でしょう。
この楽曲に40年以上取り組んでいる堤自身1公演での全曲演奏は2回目とのこと。
御年71歳の巨匠がただ一人で3時間弱の演奏というのは大変な荒行のように思われます。
それでもだんだん勢いがつくようにのってくるようで、最後の3番は大きなアクションで弓を操り本当に力強い演奏でした。
アンコールはカザルスの「鳥の歌」。
演奏後のサイン会に息子と並んでCDにサインしてもらいました。
息子も桐朋でチェロを習っていると云うと
「へぇ、、先生はどなた?今どんな曲をやっているの?」
と気さくに話してくださいました。
「同じバッハのメヌエットです」
というとちょっと笑ってくれました。

せっかくの横浜なので夕食は中華街へ。
昔はよく来ていたのですが20年ほどのブランクがあります。
ブラブラ歩いていたら懐かしい名前を発見。
よく通った「山東」という小さな店があったのですが、違う場所にあるその店は大きくしかも
「別館」と書いてあります。
迷わず入って食べた中国家庭料理は20年前と同じ美味しさでした。
それにしても大きくなったもんだ。

関西のブルース [音楽]

今朝NHKBSで「木村充揮スペシャルライブ」をやっていました。
憂歌団のボーカルとして独特のしゃがれ声で自在のビブラートを駆使する天性のブルースシンガーのデビュー30周年の記念ライブの映像でした(2005年制作)。
ゲストが半端じゃない。
ウエストロードブルースバンドの永井“ホトケ”隆 、山岸潤史、バックスバーニーの金子マリ、泉谷しげる、加川良、近藤房之介、甲本ヒロト、鮎川誠とシーナ、チャーと石田長生、BEGIN、上田正樹、斉藤和義、ぼんちおさむ、山口ぐっさん、かまやつひろし・・・・
すごいメンバーがたった1曲を木村と歌うために駆け付けたのです。
それぞれのセッションがとても楽しく、木村に対するリスペクトに満ちブルースに対する愛に溢れていました。
顔中に汗を浮かべて熱唱する木村のブルースに聴衆は熱狂して、関西に根を下ろす日本のブルースの底力をつくづくと感じました。
なんか関西弁のほうがブルースにあうんだよねぇ。

PS.今夜は21時から24時まで貸切営業です。

天使の歌声 [音楽]

今日の午後、娘(中3)の学校行事、ミュージックフェスティバルが府中芸術の森でありました。
ただでさえ月曜日は忙しいのに、青色申告のこともありやることが満載。
午前中にお店に行き燻製の仕込み、おでんの仕込みをやりながら会計ソフトの再インストールの手順を電話サポートで聞き、銀行に行ってからバイクに飛び乗り首都高で調布まで逆戻り。
東府中の会場についたのは1時半を過ぎた頃でした。
会場に入ると2年生のあるクラスが始まるところで、曲目は「瑠璃色の地球」。
松田聖子の歌ったこの曲のPVを作ったことがあって、ちょっと感慨深いものがありました。
このPVはYOUTUBEにアップされていました。
http://www.youtube.com/watch?v=vI_Tc6YqAd8
娘のクラスは「たんぽぽ」といういじめをテーマにした曲で、複雑なコーラスのある素敵な曲でした。
娘はクラスのコーラスの指導をしていたらしく、朝早く家を出て練習していました。
練習の甲斐あって見事な仕上がりでした。
ともあれ中学生最後の行事です。
クラス全員がひとつになって奏でた歌声は彼らの中で鳴りつづける事でしょう。

ハードボイルドロック [音楽]

昨夜FMを聴いていると、立川直樹(桐朋芸術短大教授)がDJの番組で「ハードボイルドロック」の特集をやっていました。
「ハードロック」ではなく「ハードボイルドロック」。

First We Take Manhattan/Leonard Cohen
Lady Grinning Soul/David Bowie
I Put A Spell On You/Bryan Ferry
Goodbye To A River/Don Henley
A Salty Dog/Procol Harum

定義は聞き逃しましたが、選曲でニュアンスは十分伝わってきます。
ヤワじゃない男の感じ。
バーボンや煙草の煙、霧笛が聞こえる夜の海が目に浮かびそうです。
やたらとポジティブな最近のJ-POPなんか糞喰らえってなもんでしょうか。
言葉だけの優しさよりも言葉にならない孤独の中に本当の優しさがある。
そんな音楽がもっと聴きたい冬の夜でありました。

14人の指揮者とスモークサーモン [音楽]

祝日の月曜日にサントリーホールに出かけました。
桐朋音大の60周年記念コンサートがあったのですが、なんせ出演者がすごい。
最初の弦楽4重奏はバイオリンに徳永二男、豊島泰嗣、チェロに堤剛、ビオラに店村眞積!
オーケストラは桐朋出身の精鋭がずらりと並び、指揮に飯森泰次郎、井上道義、大友直人等すごい名前が続きます。
その日のプログラムは「指揮者の祭典」と名付けられ、なんと14人の指揮者がタクトを振ります。
でも14曲も出来るわけもなく、いったいどうするのかと思っていたらとんでもない趣向が用意されていました。
ベテランの4人は1曲振るのですが、残りの比較的若い10人はなんとリレー。
小曲を5つ用意してそれぞれを2人が担当して前半と後半で交代するのです。
なんともエキサイティングで微笑ましい演奏会でした。
僕たちの席がオケの横、ちょうどコントラバスの後ろくらいに位置していて、指揮者の姿が良く見えたのも楽しさを倍加させてくれたようです。
最後のカーテンコールでは客席から小澤征爾さんも登壇して大盛り上がり。
楽しい夕べでありました。

今日の燻製はスモークサーモン。
美味しく出来るかな?
確かめに来てください。

シガー・ロス [音楽]

WOWWOWでサマーソニックをやっていたので見ていたら、アイスランドのシガー・ロスというバンドが気になりました。
バイオリンのボウでギターを奏で、ハイトーンの言葉にならないボーカルと相まって不思議なサウンドを作っていました。
調べてみると1994年結成のバンドでしたが、今日までまるで知らずにいたわけです。
さっそくツタヤでCDを借りてきて聴いています。
あとサマソニでよかったのがグリーンディ。
もちろん知っていましたが、ライブが素晴らしい。
サマソニには毎年来ているみたいで、来年は生で観たいと思いました。

今日のいろり村の燻製は甘塩鮭とたらこ。
レギュラーの燻製も揃ってお待ちしております。

今さらビートルズ [音楽]

今日からバイク通勤が復活。
訳あって20日間電車通勤していたのですが、やっと解禁であります。
蒸し暑い梅雨の晴れ間も、風を切って走れば爽快ってもんです。

Penの最新号はビートルズ特集。
http://www.pen-online.jp/pen/latest
つい手に取ってしまいます。
そんで今日図書館でみつけたのが「ビートルズと60年代」
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%81%A860%E5%B9%B4%E4%BB%A3-%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89/dp/4873761778
全楽曲についての詳しいクレジットから曲にまつわるエピソードまでが実に詳しく語られています。
「ハーマジェスティ」の最初のDコードは「ミーンミスターマスタード」の最後の音だなんて初めて知りました。
うーん、ビートルズは深いなぁ・・・

ラストワルツ [音楽]

レボン・ヘルムが亡くなった。
ザ・バンドのドラマーにしてリードボーカル。
高校時代の僕の一番好きなミュージシャンでした。
独特のドライブ感のあるドラミングと深みのある歌声。
5人のメンバーのうち3人が交互にリードをとったなかで一番好きな声でした。
「The Weight」「The night they drove old dixie down」「It makes no difference」「Ophelia」etc..
解散後に再結成して来日したときに観たのが最初で最後でした。
ロビーはいなくて、リチャードがまだ生きていた頃。
関内の神奈川県民ホールだったのですが、観客がいたのは1階の真ん中から前だけ。
3階まであるホールでこじんまりとしたライブでしたが、「聞きたい曲はある?」とか観客に話しかけてライブハウスのような雰囲気でいい感じでした。
享年71歳でした。
合掌

Phoebe Snow [音楽]

アマゾンの検索で彼女のデビューアルバムを見つけ思わず購入。
高校生の頃聴きこんだ一枚であります。
ジャジーな気分と音域の広い彼女の声は35年の時を経ても僕の心を熱くします。
今どうしているのかとネットで調べてみると、なんと今年の4月に亡くなっていました。
享年60歳。
低音とファルセットまでを自由に行き来する独特の歌声が沁みてきます。
今まで忘れていたことを後悔しています。
まぁ、どうなるわけでもないのですが・・・

合掌

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