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レ・ミゼラブル [映像]

娘(中3)が観たいというので息子(小3)と3人で出かけました。
最初に行った府中の劇場が満席(全席指定、定員制)で1時間後に始まる新宿の劇場(立ち見あり、全席自由)まで移動して入場。
ほぼ満席で3人バラバラの席に座って2時間半の長いドラマを鑑賞しました。
スケール感のある造船所の囚人の歌から始まって歌いまくる2時間半、ちょっとしんどいものがあります。
あのマッチョのヒュージャクソンやラッセルクロウが朗々と歌い上げる姿はちょっとびっくりします。
ミュージカルにありがちの誇張や省略が鼻につくところもありますが、まぁ堂々たる労作であります。
最後にはほろりとさせられる仕掛けもあり、完成度は高い作品だと思いました。
終わった後娘に感想を聞くと途中で何度も泣いたとのことで、感激しきりでした。
息子にも聞いてみると
「まぁ、普通だったね」
とのたまいます。
字幕読めたかなぁ?

アーティスト [映像]

アカデミー賞の季節ですが、昨年5部門を受賞したこの映画を観たいと思いながらも未観だったので、先週末DVDを借りてきたのです。
週末は時間がなく、月曜日に観だしたところでスーパーボウルだったことに気づき途中で止めて観戦(すごい試合でした!)。
で、今朝睡眠時間を削って続きを観ました。
「スター誕生」の構成そのままながら、サイレント映画に拘ったギミック(「サイレントムービー/メルブルックス」みたい)が面白く、ほろっとさせられて良い後味の映画ででした。
気になったのは最初のクレジットでキャストの4番目にマルコムマクダウエル(「時計仕掛けのオレンジ」の狂気の演技!)があったこと。
最初のシーンがトーキーへの移行を示唆するような拷問シーンで、それが「オレンジ」のマルコムがやられた矯正のシーンを思わせ、そのどこかに出ているのだと思ったのですがはずれ。
その後のエキストラの一人としてほんの少し出てきただけだったのにはちょっとがっかりしました。
さて今年のオスカーの行方は?

TSUTAYA [映像]

土曜日の夜、ふとTSUTAYAに立ち寄りました。
「DVD4枚1,000円!」の貼り紙が目に留まり、久しぶりに借りていくことに。
でもこの4枚というのが選べない。
観ていない映画は山ほどあり、その公開当時は「観たい!」と思っていた映画なのに今夜の4枚の中に入るかといえば、うーん・・・
さんざん迷った 挙句選んだ4本は
・川の底からこんにちは(石井裕也監督)
・ダンシングチャップリン(周防正行監督)
・武士の家計簿(森田芳光監督)
・怪盗グルーの月泥棒
4本目は息子用ですが、それ以外は監督で選んでみました。
論評は次回。

11月生まれの男の子のために [映像]

金曜日にいろり村を訪れた後輩のY君が自作のアニメーションをYOU TUBEにアップしたので見て欲しいと検索のタイトルを教えてくれました。
11月に2歳の誕生日を迎えた息子への2か月遅れのプレゼントだとのこと。
その出来栄えの素晴らしさ。
本人はプロの演出家ですが、それにしても自主制作でこのクオリティ!
ひとを駒撮りで動かすのは初めてと言ってましたが、いやいや・・
息子を見つめる眼差しがひたすら優しい映像に仕上がっています。
感服しました。
それにしても、こんなことが出来るなんて羨ましい限りであります。
http://www.youtube.com/watch?v=d1NljG4Pues

え、ワイルド7が実写映画化? [映像]

子供の頃、僕はオートバイと拳銃が大好きなガキでした。
お小遣いを貯めてモデルガンを買い、オートバイ雑誌を読み漁っていました。
だから当時少年キングに連載していた「ワイルド7」は僕にとっては夢のような漫画だったのです。
望月三樹也の描くバイクやガンの緻密さは素晴らしく、アップになった銃身の金属の質感の描き方など身震いするほどでありました。
「秘密探偵JA」の頃から望月作品のガンや車の描き方とそこに施された様々な仕掛けは僕を魅了し続け、ちょっとエッチな女性の描き方も気になるところでした。
それにしても40年も前のコミックの映画化というのはびっくりします。
主役の飛葉ちゃんは瑛太?
草波さんは中井貴一?
うーん、ちょっと観てみたいかな?
どうですか?

http://wwws.warnerbros.co.jp/wild7/index.html

ブラックスワン [映像]

今日寝坊してランチ営業できませんでした(来てくれた人、スミマセン)。
で、どうしたかというと映画を観ることに・・
行きたかった「ブラックスワン」を有楽町マリオンにて。
久々のビッグスクリーンはやはり感動的。
やっぱ映画は大画面だわ。
お目当ての本篇も面白かった。
芸術とそれが併せ持つ狂気がテーマ。
経験を伴わない技術の習得だけでは人を感動させられない、という割とありがちなストーリーを現実と夢想との端境を曖昧にした演出でみせていく。
バレエのストーリーと並行して進む構成も秀逸。
ナタリーポートマンの迫力ある演技(いろんな意味で)は必見であります。
あの「レオン」のマチルダから17年!
すっかり立派に(ううう・・・)


いろり村のHP http://www.irorimura.net/

山口晃展「いのち丸」 [映像]

飯田橋のギャラリーで観てきました。http://mizuma-art.co.jp/exhibition/index.php
山口晃は圧倒的な画力とシニカルでユーモラスなアイディアを持った作家で、どの作品を観ても感心させられる何かがあります。
今回の個展は墨だけを使ったモノクロの画が中心です。
立体物で実際の影と影をなぞった鉛筆の素塗りで観る人をからかったり、引き戸から首を突っ込んで戸を出来るだけ閉めないと見えない場所に画を置いたりと悪戯心満載であります。
この人の画を観ているとファインアートとイラストレーションの境目が分からなくなります。
でも、いつまでも観ていたいと思わせるその世界観は他に類を見ません。
今月末までやってますから興味のある人は是非どうぞ。
お勧めです。

いろり村のHP http://www.irorimura.net/

アリエッティの明日、いろり村の明日 [映像]

先週観た「借り暮らしのアリエッティ」のことを書きます。

チャーミングな映画でした。
小さなアリエッティの家族が人間の家の床下で人間に見つからないように暮らしている話です。
庭で花や料理に使う香草を摘み、床下から家の壁裏を通って生活用品を「借りに行く」日常が冒険であり、そのディティールが丁寧に描かれています。
事件は少年(翔)とお手伝いさんに見つかってしまうことで、そのために新たな家を求めて引っ越していくまでの、あまりドラマティックではないストーリーの映画です。
でも観終わって映画館を出た後も、なにか心に残るざわめきのようなものがありました。
それが何なのかすぐには分からなかったのですが、昨日いきなりその答えが理解できたように思えました。
それは・・

初めてお互いの姿を認めながら話すシーンで翔はアリエッティたちを『滅びゆく種族』だと指摘してアリエッティの反発を買います。
しかし彼らの種族はアリエッティの家族以外で確認できているのは、少し粗野(未来少年コナンのジムシーみたい)な同年輩の少年スピラーだけです。
アリエッティは翔に心ときめきながらも家族とともにスピラーの案内で翔の家を出て新たな住処を求めて薬缶の船で川を下るところで物語は終わるのです。
薬缶の上でスピラーはアリエッティにグミの実を差し出し、彼女はそれ(スイカみたいに大きい)を受け取って一口齧ります。

絶滅危惧種の最大の関心事は繁殖です。
アリエッティは可憐な少女でありながら、宿命的に生殖を期待されているのです。
恐らくはスピラーの気持ちを(グミの実を受け取るように)受け入れて多くの子供を生むのでしょう。
ジブリの作品に登場する少女は、いつも凛として強い心を持ち、セクシーさを微塵も感じさせません。
アリエッティは凛としていながらも、宿命として男性を受け入れざるを得ない明日があり、そのことが僕の心をざわつかせていたのだ、と思えたのです。

違うかなぁ・・


いろり村の明日ですが、夏休みです。
明日8/14(土)の1日だけですがお休みを頂きます。
8/16(月)からは通常営業ですのでよろしく。

いろり村のHP http://www.irorimura.net/

借り暮らしのアリエッティ [映像]

日曜日に一家4人で観て来ました。
娘(中1)が割引券を貰ってきたのがそもそものきっかけでした。
で、出掛ける間際になってその割引券が見つからない。
散らかった部屋の中では何がなくなっても不思議はないのですが、探しても探しても出てきません。
時間がないので諦めて映画館へ行き、チケットを買うと「今日は映画の日です」と割引券よりも安く観られる日だったことが判明。
二重にうっかりな家族であります。

観終わって娘と話をしました。
「アリエッティたちって借りたもの返してないよね?それって『借り暮らし』なの?」
娘の鋭い突っ込みになるほどな父でありました。
「とーちゃんなんか住宅ローンに事業ローンと借金だらけで暮らしてるんだぞ。本当の『借り暮らし』とは俺のことさ」
と変な威張り方をすると、娘は白い目で見つめるとそれっきり口をきいてくれなくなりました。
やっぱ『ローンレンジャー』の方がカッコよかったかな?

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カールじいさんの空飛ぶ家 [映像]

お正月なので娘(小6)と息子(6才)を連れて映画館に行きました。
映画館で映画を観るのは5年ぶりくらいです。
新宿のピカデリーっておんぼろのイメージがあったのですが、行ってみると大変身。
ビル丸ごとのシネコンになってて、チケット売り場で座席指定。
ギリギリに行ったので「3名様ですとここしか空いてませんね」と言われたのが最前列。
普通の映画よりちょっぴり高かったのは、そう3Dだからです。
「のだめカンタービレ」にしようよという娘をヘッドロックして7階まで上がり入り口で3Dメガネを受け取り最前列へ。
予告編の途中からメガネ着用の指示があり、あのティムバートンの「アリス」の予告が3D!
けっこうすごくってびっくり。
横で息子が「わーぉ!!」と叫びます。
まったく、5年も経つといろんなことが変わってしまうのですね。
浦島太郎のような僕は、娘や息子以上に驚き、はしゃいで映画館を後にしました。

本篇は・・・・

是非ご覧になることをお勧めします。

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