SSブログ

桐朋祭 [音楽]

調布に住んでいる者の喜びの1つに、桐朋音大の学園祭があります。
毎年9月になるとその日程をチェックし、指折り数えて待つわけです。
今年は生憎の雨となった日曜日の午後に家族揃って出かけました。
野外ステージのプログラムが全て屋内に振り返られたのでオーケストラが入れる大教室に集中することになり、多少の混乱がありましたが全体的にはスムーズな進行でした。
小教室での模擬店はピアノ、木管、ホルンアンサンブルなど多彩なライブを聴きながらたこ焼きをほおばるのも楽しい限りです。
お茶を飲みに入ったお店では客の名前のイントネーションからピアノとアルトサックスで即興の曲を演奏していて、息子と娘の名前から奏でられた2つの曲を楽しみました。
オーケストラ企画を2ステージ聴きました。
最初のオケはフォーレの「ペレアスとメリザント」、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番イ長調」。
フォーレのウイットの利いた組曲は心地よく、モーツァルトは音楽の喜びに満ちていました。
次のオケは桐朋生が作ったファンファーレに続きラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」とベートーベンの「交響曲第7番」。
ラフマニノフの難曲は見事なピアノとオーケストラでスリリングに展開され息つく間もないという感じでした。
ベト7はお馴染みの重厚な軽快さ(?)で僕たちを圧倒します。
何回も繰り返されたカーテンコールの末、アンコールにベト7の第4楽章のクライマックスをやってくれました。
その時、驚いたのはコンミス(女性のコンマス)が笑っていたのです。
ふと気づくとコンバスの女性奏者や他のメンバーも笑っていました。
恐らく指揮者も彼らを見ながら笑っていたのではないかと思いました。
クラッシックのコンサートでめったに見ることは無い笑うオーケストラは音楽を奏でる楽しさとお祭りの高揚感を僕たちに伝えてくれました。
幸せなオーケストラと空間をともにした幸せな日曜日の夜でありました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。