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花の首飾り [いろり村]

日曜日に家族揃って自転車で多摩川沿いのサイクリングロードを走りました。
息子(6歳)の自転車の腕前もかなり上達して、スムーズな道行であります。
調布から多摩水道橋、小田急線を越えてしばらくいったところに自由広場があり、そこで一休み。
夏草がかなり伸びていて、大人が歩いても腰くらいの高さまであり、息子の背丈では溺れているように見えます。
娘(小6)と妻は草原に座り込んで花を摘んでいました。
やがて娘が僕のところへ来て白摘草の首飾りを差し出しました。
娘が花を摘んでそれを編み父親に贈る。
まるで物語の中の一篇のような美しい話ではないですか。
僕はそれを受け取ってすっかり嬉しくなりました。
いつの間にか娘の横にいた妻が、これまた花の首飾りを僕に差し出しました。
「ちょっと早いけど父の日のプレゼント」
そう云って娘と笑いあう妻。
どうやら彼らは父の日のイベントをこれで済ませようとしているようです。
もちろん手作りのプレゼントは貴重だし彼らの気持ちは嬉しいのですが、それでも、ねぇ・・・
父の日なんかにお金をかけるわけにはいかないわよ、という妻の強い意志がヒシヒシと伝わってきました。
のどかな日和にほんのちょっと冷たい風が吹いたような気がした日曜日の午後でした。

いろり村のHP http://www.irorimura.net/

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